英語のリスニング/ヒアリング

英語を話せるようになる上で、リスニング/ヒアリングは最も重要な要素の一つです。

英会話の勉強方法のページでも少し書いていますが、 その他の英会話に必要な英語力の中でも一番簡単に伸ばせる部分です。 理由は簡単で、喋るのと違って聞く事は受け身で学べるからです。

リスニング力は英語を聞けば聞く程伸びて行きます。ただ、その他の基礎(語彙力や文法力)がある程度できていない場合、 聞き取れていてもどういう意味か分からない、という状態になってしまうので基礎ができていない場合は平行して勉強しましょう。

リスニングのレベル

英語の聞き取り易さの違い

英会話の教材や、英語圏のテレビのニュースで喋っているアナウンサーの発音は最も聞き取り易い英語です。 相手に聞いてもらう事を職業とする人達(アナウンサー、学校の先生や教授など)は、日本でもそうですが、滑舌良くはっきり喋る事を心がけているからです。
でも、 それに偏ってういると一般人の英語が聞き取りにくなってしまいます。一般の人は滑舌が悪かったり、もそもそ喋ったり、 訛り(地域による訛りや出身国によるもの)があったりと様々です。
始めは聞き取り易い教材やニュースをリスニングの練習に利用するのも手ですが、徐々に色々な英語に慣れて行く必要があります。 色々な癖のある英語を聞き取れるレベルになるように勉強して行きましょう。

英語のリスニング 練習方法

実践的な英語のリスニング力を身につける勉強法

リスニングはテレビや映画/ドラマ/アニメなどのDVDや洋楽、ネット、などを使ってお金を使わずに伸ばす事が出来ます。 いろいろなメディアを教材にする事で、上に挙げた色々な癖のある英語を聞き取れるレベルに上達して行きます。
ただ、始めは難しいのでニュースなどを聞く事から始めましょう。私も始めは毎日英語のニュースを英語字幕をつけて見ていました。 また、初心者向けのドラマは、ドラマで英会話のページを参考にどうぞ。



英語を英語字幕をつけて見る事のすすめ

英語字幕で英語のテレビやDVDを観ていると、実際に喋られた文章を目で確認して理解する事が出来ます。 リスニングに慣れていない初心者には、この目で確認しながら聞く作業が大きく効果を発揮します。
目で確認する事で知ってる単語、知らない単語、知らなかったイディオムなどを確認する事が出来るし、その単語の発音の仕方が頭に入って来るからです。 目で確認しながら同時に耳もその単語の発音や英語のリズムに慣れて行く事でリスニング力が向上します。
目で確認した事で単語も覚え易くなるので、意味の分からなかった単語などは後で調べて語彙力も一緒につけて行きましょう。

最初のうちは字幕が速くて読むのが追いつかなくても、 毎日続ける事で徐々にそのスピードにも慣れて行きます。慣れるまで諦めずにリスニングの練習を続ける事が大切です。
また、始めのうちは内容がイマイチ理解出来ないのも普通です。 始めから理解出来ていたらこんな訓練は必要ありません。ここも、 徐々に慣れて理解出来るようになって行きます。字幕に慣れるまでは、英語を朗読してもらっているのを目で確認しているくらいの気持ちで良いと思います。
ただ、文法や語彙力の基礎が無い場合は、そこも平行して勉強しないといつまでたってもチンプンカンプンになってしまいます。

リスニング力がついたのを実感するとき

字幕をつけて毎日ニュースを観ていた私は、ある日、字幕が無くてもニュースが理解出来るようになっている事に気づきました。 習慣的に字幕をつけていたのですが、字幕を見なくても何を喋っているのか頭に普通に入って来るようになったのです。 リスニング力が上がるというのは、ただ耳が英語に慣れるだけでなく、 ネイティブの人が喋る速さに自分の英語理解力が追いつけるようになっている状態でもあります。 字幕を読み続けた事でリーディングのスピードも上がり、英語の理解力が相対的に上がっていたようでした。

TOEFLのテストをその頃受け直したのですが、リスニングでかなりスコアを伸ばしていたので気のせいではない事に気づきました。 数十分だけだったのですが、毎日続けた事に効果があったようです。
理解出来るようになって来ると英語を聞くのが楽しくなって、(見始めた頃は義務的な気分で続けていました。) 更に映画やドラマを見る事を繰り返して行きました。

仕事や学校に行く前の朝のニュース、もしくは帰って来てからの夜のニュースでもいいのですが、 隙間の時間を探して何かしら英語を聞き続ける事が大切です。

リスニングをしながら発音の練習

これは発音の勉強と絡んで来るのですが、ニュースを見ながらもう一つやっていた事があります。 耳に残った単語やフレーズを、アナウンサーが言った通りに自分で発音してみる事です。

ちょっと恥ずかしいので周りに人がいない時にやっていたのですが、 アナウンサーがオーバーに発音してくれる単語を繰り返して自分もオーバーに言ってみる事は、英語で使う口の筋肉を使う練習にもなります。
リスニング力だけでなく、発音を含めた英会話力を向上させたいのなら、是非、人の発音を真似て単語やフレーズ、もしくは台詞を繰り返す練習をしてみて下さい。 好きな映画などで、そのキャラクターになりきって台詞を一緒に言ってみるなど遊び心をもって勉強したりするのもいいかもしれません。

リスニング力が向上することは、英会話上達の近道

相手が話している事が理解出来ないと、会話は出来ません。 リスニング力がついたら、英会話力も平行して向上していきます。
リスニングに慣れてきたら、発音、スピーキングを平行して勉強して行く事で、総合的な英会話力が身に付いて行きます。


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