アメリカ生活 101 クレジットカード

クレジット社会アメリカ

アメリカ人でクレジットカード credit cardsを持っていないのは、収入の無い人(子供など)や、 一度破産してしまった人達くらい、と言っていい程クレジットカードが普及しています。
これほどクレジットカードが普及している理由には、消費社会も理由なのですが、それ以上に クレジットヒストリー credit history(クレジットカードの使用と返済の歴史・履歴) が、生活の重要な部分でその人の信用度を計る目安になっているからかもしれません。

大概のお店でクレジットカードやATMカードを使用して買い物出来るようになっています。例えばスタバでコーヒーを一杯買うなど、どんなに小さい買い物でもクレジットカードを使用する事ができます。 アメリカでは敢えて現金を持ち歩かなくてもいいようなシステムになっています。

クレジットカード

アメリカ生活でクレジットヒストリーが必要になる時

  • アパートを借りる時(クレジットヒストリーが無いと断られる事があります。)
  • レンタカーを借りる時
  • 家や車などのローンを組む時(家のローンには、FICO Scoreという更に細かい点数換算も関わってきます。)
  • など

短期間の留学などでアメリカに滞在するのだったら日本のクレジットカードで十分だと思いますが、長期間に滞在する場合は1枚は作っていた方が 便利です。

クレジットカードの種類

  • VISA (ビザ)
  • MASTER (マスター)
  • AMERICAN EXPRESS (アメリカン エキスプレス/アメックス)
  • DISCOVER (ディスカバー)

ビザ(VISA)カードとマスター(MASTER)カードが一般的で、どこでも使えるくらい普及しています。アメリカン エキスプレス/アメックス(AMERICAN EXPRESS)はメジャーなお店では使えるのですが、 たまに受け付けない店もあります。DISCOVERはあまり一般的でなく、使える店も限られてくるのですが、その分特典が良かったりするようです。
国内で有名なJCBカードは限られた所でしか使えません。

クレジットカードの格

(下へ行く程高収入者向け)
  • SILVER
  • GOLD
  • PLATINUM
  • TITANIUM
  • BLACK

ブラックカードは限られた一部の億万長者達が持つカードですね。カードの格によって受けられるサービスが違ってきます。


クレジットカードの利点

  • 現金を持ち歩かなくて済む。(特に、小銭を持ち歩く煩わしさから解放される)
  • 現時点でお金がなくても、分割で代金を支払える
  • レンタカーを借りたとき、一部の保険をカバーしてくれる。
  • (ポイントカードの場合)ポイントがたまる。
  • 各種サービス(カードを発行している会社や、カード時代の種類によってサービスの幅は違ってきます)
  • 購入した店で過剰請求などされた場合、クレジット会社が間に入って話しをまとめてくれたり、その場で過剰分を返済してくれたりする。

この、最後の部分がクレジットカードを使う一番の利点かもしれません。

クレジットカードの難点

  • 使用した場合、月ごとの期日に必ず支払いをしないといけない。(当たり前の事ですが、忘れるとlate feeが付きます。)
  • 返済を繰り越した場合や、最低限の支払い分しか払わないと利子が増えて行く。
  • 気持ちが大きくなって、必要以上にお金を使ってしまう。
  • 返済が滞った時はそれがクレジットヒストリーに残り、コレクションエージェンシーからの催促が来たり、信用を落としてカードが作れなくなったりローンを借りれなくなったりします。

日本人はきちっと期日を守るので、問題は無いように思いますが、ルーズになってしまう人はこの点が難しいようです。

日本のクレジットカードを海外で使用する時

VISAもしくはMASTERカードを持っていると、急にお金が必要になったときなど便利です。 海外旅行傷害保険がついているカードもあるので、一つは作って持っていた方が無難です。 アメリカに滞在する期間が数年の方は、アメリカでわざわざクレジットカードを作るより、日本のカードで十分です。
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アメリカでのクレジットカードの作リ方(クレジットヒストリーが無い場合)

SSN(ソーシャル セキュリティ ナンバー)をまず取得しましょう。 クレジットヒストリーはSSN(ソーシャル セキュリティ ナンバー)に対してついて行きます。 収入が無かったり、学生だったりすると作れるカードが限られてしまいます。最初に以下のカードに申し込み、 正しい使い方をして徐々に信用を築き、クレジットカードに申し込める様にしましょう。
現在、クレジットカードを作る審査は厳しく、初めて作る方はかなり難しくなっています。

secured card セキュアードカード
セキュアードカード(一定の金額をデポジット[預け入れ]してその金額内で使う事ができるカード)を作り、クレジットヒストリーを作ってから (クレジットビューローにカードの使用状況、返済状況の記録が送られます。)クレジットカードに申し込む。 セキュアードカードには年会費がかかります。
クレジットヒストリーがない人や、クレジットヒストリーが悪くてカードが作れない人がクレジットヒストリー改善する為に使うカードです。
Student credit card 学生向けのクレジットカード
学生向けのカード。私もここから出発しました。銀行口座と一緒に申し込んだら通ったのですが、各カードによって審査法も違うと思うので問い合わせてみて下さい。
Joint credit card 共同クレジットカード(アメリカ人と結婚している場合など)
まず、配偶者とジョイント(共同)のカードを作り、そこでヒストリーを築き上げてから自分の名義のカードを作る。

その他の可能性:デパートなどのお店のクレジットカードは、比較的審査が緩めなようです。お店会員にもなれるので、特別割り引き券が送られて来たりします。 まだヒストリーが浅い人などは、こちらを試してみるといいかもしれません。

最初に手に入るカードは特典が少なかったり、APR(Annual Percentage Rate 利子)が高かったりしますが、使って返すを繰り返し、 信用を得てから自分に合った特典やAPRのよいカードに切り替えて行きます。

クレジットヒストリーの作り方

簡単な事なのですが、使って期日通りに返済する。忘れて、期日を1日でも過ぎると、Late Fee(延滞料)がつきます。(スコアもダウンします。)

もし、郵送して郵便事情(祝日を挟んでしまった)などで遅れた場合などは、電話をして交渉してみて下さい。何度もしない限り、 Late feeを取り払ってくれる場合があります。これを考えると、郵送よりネット上で振込が出来るインターネットバンキングはおススメです。

4枚以上のカードを作らない。カードが多いと、逆にリスクがあると見られるようです。

年収や使った金額などによって、クレジットカードの上限額が増えて行きます。(カード会社が自分たちで審査して勝手に上限額を上げてきます。)

クレジットヒストリー レポート

自分のクレジットヒストリーを自分で確認したい時は、クレジットレポートを取り寄せる事が必要になります。

クレジットレポートを行っている3大企業。

  • Equifax
  • Experian
  • TransUnion

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